バーン・ライ・パイ・ナ・ガーン(美しい竹林の家)
チェンマイ市街から、南西方面(ドイ・インタノン方面)へ車で1時間ほど走ると、美しい竹林の家(博物館と工房)がある。
創始者のセンダー・パンシット女史は、この町で生まれた。
子供の頃から染織が大好きで、祖母の元で地元で採れる薬草などを使って作る昔ながらの染色や機織の方法を学んだ。
1960年、夫に先立たれてからは、自宅を小さな工房に改装し、村の主婦たちを集めて、天然素材で糸を染め、機織して布を作り始めた。
数が揃ってきたので、試しにチェンマイ市街のプワックハット公園のお祭りの催し会場に出店してみたところ、なかなかの反響。
折りしも、娘がチェンマイでお店を営んでいたので、そこに商品を置いてみることにした。
これが大好評で、その頃から、素朴だがキラリと光る美しさのあるセンダー女史の布は、次第に国内は元より、海外でも有名になっていった。
1977年、かねてからセンダー女史の布に興味を持っていた"ケンジ"(日本人)という方が、日本国内に販売する為にたくさんの布を買っていった。
以来、日本でもセンダー女史の布が急速に広まる。
ちょうどアジア雑貨が爆発的にブームになった頃で、この布もその波に上手く乗り、日本の雑誌やメディアでも何度も取り上げられた。
よって、布好きの方の中では「チェンマイといえば、バーン・ライ・パイ・ナ・ガーン(美しい竹林の家)」というほど有名になった。
ただ、センダー女史は、あくまでも品質に拘り続けた。
「これらの布で多くの利益を得ようとは思っていない、愛情を込めて作ったものが人の手に渡り、そしてわずかでも村の人たちの収入を助けることが出来れば」
というのが口癖だった。










今でも高床式の1階で地元の主婦グループが機を織っている。
興味のある方は、静かに見学させてもらおう。
2階は、博物館になっている。
また、竹林と庭が非常に素敵なので、散歩にも最適。
美しい植物を観察しながら、風の音を聞き、ゆっくり歩いていると、身も心もリフレッシュされること間違いなし。
【営業】
毎週木曜日休み
8:00~16:30まで
電話番号:+66 53 361231
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